PECS II ブロック
PECS II ブロック
ここではPECS II ブロックの動画を公開します。
PECS II ブロックと類似する胸壁のブロック(SIPBなど)の薬剤注入位置の違い
については、当ホームページ上、補足事項でも記載していますので
あわせてご参照ください。
→こちら
PECS II ブロックは小胸筋と前鋸筋の間のplaneに薬剤を注入します。
オリジナルのSerratus plane blockや、Serratus-intercostal plane blockは
テキストに示したような体位で行うと良いですが、
PECS II ブロックはテキスト<コラム4>の写真に示したように
仰臥位で施行できる点で非常に優れています。
仰臥位でやり難い場合は、SIPB 同様にブロック側のみ枕を入れると良いでしょう。
この時の腕は、SIPBのように万歳しなくても大丈夫です(むしろ万歳しない方が良いです)。
PECS II ブロックでは小胸筋の見える位置で行いますが
穿刺位置が若干違うだけで
前鋸筋の表層で注入するオリジナルのSerratus plane blockと
やっていることはほとんど同じです。
ただ、これはあくまで私見ですが
PECS II ブロックは穿刺位置(注入位置)が腋窩に近い部分ですので、
オリジナルのSerratus plane blockと比べると得られる鎮痛域という点では
若干劣るように思われます。
かなりの量の局所麻酔薬(30mL)を注入しても
D領域の末梢側まではカバーできないことがあります。
そのため、PECS II ブロックの適応としては
C領域の手術や、
腫瘍が側方にありSerratus plane blockでは刺入の邪魔になるような場合に
限定し、
それ以外(C領域の手術も含めて)には
Serratus plane blockもしくはSerratus-intercostal plane blockを
選択するほうが、鎮痛域の点から良いと思います。
実際にCadaverでやってみたところ、PECS II の広がりは20mLで〜T6くらいまででした
(たった1回しか行ってないなので確実ではないです)。
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